What's Blitz in Paris?

ブリッツ・パリとは

"日本のアートと文化をプロモート"
ブリッツは「集中的に」という意味合いで、ビジネスシーンでも使う言葉です。
このプロジェクトは日本のアートや文化を、「布製品」という新しいメディアと展示方法で
パリで集中プロモートする目的でスタートしました。
プリントされた商品を現地の人々に積極的に紹介することで、視覚的なインパクトや様々な展開が期待できます。

第1回目の2023年アート風呂敷展は87枚の御参加がありました。
パリは生活においてもエコの推進が盛んです。
非常に大きな反響を呼び、現地のギャラリーからもオファーを頂きました。
2023年度の様子は下記を御覧ください。

なぜパリなのか(本音)
 

2023年度参加者リスト

なぜ布製品にプリントするのですか?

私は長年写真活動をしていますが、写真展後に作品の置き場所に困り結局処分してきました。
作品そのものを正確に表現し鑑賞するのも大切だと思いますが、例えば風呂敷やスカーフにプリントすれば新しい視点のカジュアルな展示会を楽しめるのではないかと思いました。
テーブルクロスやラッピングバッグ、ピクニック用のブランケットとしてアートを生活と共に楽しむことが出来ますし、何より再利用する事でエコに繋がるという発想です。

風呂敷やタペストリーなど雑貨として使用する事は、生活で密接にアートを楽しむことに繋がります。視点を変えればメディアとしての宣伝効果も期待できます。
伝統的な風呂敷の歴史も含め、日本文化に興味を持つきっかけにもなるはずです。
日本のアートをプリントした商品を用いてカジュアルに楽しめる展示会を開き、ユニークな日本を感じて貰いたいと思ったことが大きなきっかけでもあります。

服飾品とアートの相性

アートグッズも様々なものがあります。イラストやデザインをプリントしたもの、ゴッホやピカソ等の芸術作品グッズも市販されています。
パブリックドメインの作品はグッズにして販売しても良いので、比較的安価に売られているのを多くの人が目にした事があると思います。
ですが、それらに対する人気が高くないのも事実です。
芸術作品としては価値があるものが、グッズになった途端に違和感がある理由は特殊な価値と個性があり服飾雑貨としてマッチしないからです。
グッズのデザインには様々な種類がありますが、大きく2つに分かれると思います。
・CATH KIDSTONやマリメッコ等デザインをブランディングしているもの
・キティちゃんやディズニー等キャラクターをブランディングしているもの

海外に伝わっていない理由

日本で活躍されている多くのイラストレーターの多くが海外に目を向けない理由は沢山ありますが、主な理由として海外で活躍するには下記のような条件があると感じます。

・その国や地域の言語や文化に精通していること
・適切なネットワークやコネクション、販売チャネルが必要
・高いクオリティの作品と巧みなマーケティングが必要
・地域ごとの好みやニーズの違いがある。

以上のようになりますが、一つずつ見ていくと既に需要のあるエリアに適切なプロモーションを行う事でハードルが下がっていきます。
また、個人でグローバルプラットフォームを活用する事は非常に効率的だと言えます。
時代の移り変わりなどもありますので、その先は常にアンテナを張っておくことだと思います。

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